ギャンブルがすでに生活を傷つけているなら、「落ち着いたら考える」では遅くなることがあります。
完璧な計画はいりません。まず必要なのは、次の入金、次の借金、次の来店、次のログインを少しでも難しくすることです。
このページは、今すぐできる手順だけに絞っています。読むだけで終わらせず、一つだけでも実行してください。
今すぐ危険がある場合
自分や誰かの命、身体、安全に危険がある場合は、ギャンブル相談より先に緊急対応です。
| 状況 | 今すぐすること |
|---|---|
| 自分を傷つけそう、誰かを傷つけそう、または身の危険がある | 近くの緊急通報・救急・警察を利用する |
| 日本で救急車や消防が必要 | 119番 |
| 日本で事件・事故など警察への緊急通報が必要 | 110番 |
| 緊急ではないが、ギャンブルのことで今日中に誰かに話したい | ギャンブル依存症予防回復支援センターのサポートコール |
総務省消防庁の119番緊急通報の案内では、119番は消防車・救急車が必要な場合の緊急通報であると説明されています。警察庁も、事件や事故に関する緊急通報は110番に電話するよう案内しています。
ギャンブルの問題が深刻でも、緊急通報の代わりに相談窓口で済ませようとしないでください。安全が先です。
今日中に動いた方がいいサイン
「まだ最悪ではない」と思っていても、次のようなことが起きているなら今日動いてください。
| サイン | なぜ危ないか |
|---|---|
| 家賃、食費、返済、家族のお金に手をつけた | 遊びの線を越えて生活費に入っている |
| 借りてまで続けている | 損失が自分の財布の外へ広がっている |
| 負け額を隠している | 隠すことで同じ行動を続けやすくなる |
| 「一回勝てば全部戻る」と考えている | 問題の解決策としてギャンブルを使っている |
| 自分の上限を信用できない | 意志だけで止める段階を過ぎているかもしれない |
| 眠れない、仕事に遅れる、家族と揉める | 影響がゲームの外に出ている |
| パニック、恥、絶望感が強い | お金だけでなく心の危険も上がっている |
二つ以上当てはまるなら、次の「一回」を待たないでください。
消費者庁のギャンブル等依存症でお困りの皆様へでは、ギャンブル等依存症は、健康問題、経済的問題、家庭問題などにつながることがあると説明されています。本人が「自分は病気ではない」と感じていても、周りから見ると問題が進んでいる場合があります。
次の10分でやること
長い反省はいりません。今は、行動を小さくしてください。
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | いま開いている賭けサイト、アプリ、入金画面、予想ページを閉じる。 |
| 2 | 財布、カード、スマホ決済、銀行アプリのうち、一つだけでも自分から遠ざける。 |
| 3 | 信頼できる人に「今、賭けないように助けてほしい」と送る。 |
| 4 | 今日これ以上使わない金額を紙かメモに書く。 |
| 5 | 相談窓口、家族、友人、医療・福祉のどれか一つにつながる。 |
大事なのは、気持ちが落ち着くのを待たないことです。衝動が強い時は、気持ちを説得するより、アクセスを減らす方が早いです。
誰かに送る短い文
言い方を考えすぎると、連絡できなくなります。次の文をそのまま使って構いません。
ギャンブルのことで今まずい状態です。今日これ以上やらないように、少しだけ付き合ってください。
負けを取り返したくなっています。入金しないようにしたいので、今電話できますか。
お金のことで隠していたことがあります。怒られるのは分かっていますが、これ以上広げたくないので話したいです。
今日は一人でいると危ないです。少し外に出るか、電話で話せますか。
相手にすべてを一度に説明する必要はありません。最初の目的は、次の賭けまでの時間を切ることです。
お金を守る応急処置
ギャンブルの衝動が強い時、お金の通り道が多いほど危険です。
| 通り道 | すぐできること |
|---|---|
| 現金 | 必要最低限だけ残し、残りを信頼できる人に預ける。 |
| ATMカード | 今日は持ち歩かない。財布から出す。 |
| クレジットカード | 一時停止、利用枠の引き下げ、家族への相談を検討する。 |
| 銀行アプリ | ログアウト、通知設定、入金に使う口座の分離をする。 |
| 給料日 | 給料日に一人で自由に動かせる金額を減らす。 |
| 借金 | 返すために賭けない。借金問題は別の相談につなげる。 |
お金を預ける相手は慎重に選んでください。責めるだけの人ではなく、実際に線を守ってくれる人が必要です。
日本で相談先を探す
日本国内では、ギャンブルに関する相談先は一つだけではありません。状態によって使う先が変わります。
| 相談先 | 向いている場面 |
|---|---|
| ギャンブル依存症予防回復支援センター | ギャンブルの問題を専門的に相談したい。電話で早くつながりたい。 |
| サポートコール | 今日中に誰かに話したい。パチンコ・スロット、公営競技、オンラインカジノ、宝くじなどの相談をしたい。 |
| 厚生労働省 依存症対策 | 保健所、精神保健福祉センター、医療機関など公的な相談先を探したい。 |
| 消費者庁 ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ | ギャンブル等依存症の概要や注意点、相談窓口情報を確認したい。 |
| Gambling Therapy 日本語 | 海外在住、オンライン支援、家族・友人向け情報も含めて見たい。 |
ギャンブル依存症予防回復支援センターは、サポートコールを年中無休・24時間受付、相談料無料として案内しています。厚生労働省は、依存症や関連問題で困った時に、保健所や精神保健福祉センターへの相談を案内しています。
家族や友人に頼む時の注意
「お金を貸して」ではなく、「お金の流れを止めるのを手伝って」と頼んでください。
貸してもらうだけだと、次の賭けに回る可能性があります。必要なのは、穴埋めではなく、これ以上穴を広げない仕組みです。
| 頼む内容 | 避けたい頼み方 |
|---|---|
| カードや現金を一時的に預かってもらう | 負けを埋めるために借りる |
| 相談窓口に電話する時に同席してもらう | 「次勝ったら返す」と約束する |
| 今日一人にしないでもらう | 詳細を隠したまま安心させる |
| 支払いの優先順位を一緒に確認する | 叱られるのが嫌で嘘を続ける |
助けてもらうことは、弱さではありません。負けを隠して一人で抱える方が、ずっと危険です。
今日やらない方がいいこと
切羽詰まっている時は、やってはいけないことを先に決めるのも役に立ちます。
| やらないこと | 理由 |
|---|---|
| 取り返すためにもう一度賭ける | 問題を作った方法で問題を解決しようとしている |
| 借金して穴を埋める | 損失を先送りして大きくすることがある |
| 家族に半分だけ話す | 後で信用をさらに失いやすい |
| 酒を飲んで考える | 判断がもっと荒くなる |
| 「明日から」で終わらせる | 今日の入金を止められない可能性がある |
明日までに作る小さな壁
今日を止めたら、明日は少しだけ壁を増やします。
- 賭けに使ったアプリを削除する。
- 入金に使ったカードを財布から抜く。
- ギャンブル関連の通知、メール、広告を切る。
- 負け額と借金を一か所に書き出す。
- 相談先に連絡する時間を決める。
- 一人でいる時間を減らす。
- 給料や生活費の口座を守る方法を考える。
一日で全部変えようとしなくて構いません。まず、次の一回を遠ざける。その次に、次の一週間を守る。それで十分です。
最後に
今このページを読んでいる時点で、どこかで「このままではまずい」と感じているはずです。
その感覚を、消さないでください。恥ずかしさで隠すより、今日のうちに一つ動いた方がいいです。誰かに送る。カードを遠ざける。相談先を開く。入金画面を閉じる。外に出る。
大きな解決ではなくていいです。次の賭けを一つ止めることから始めてください。